2019年3月28日木曜日

大井川旅行:1日目



 東京出張が入ったので、その途中に大井川鉄道にのる目的の1泊2日旅行に行くことに。

◼️あわや全日程キャンセル?


 前日の夜から腹痛がひどい。なかなかの痛さ。このままいったら旅行だけでなく出張もキャンセルかという感じ。ただ、痛みをよく感じてみると、お腹というよりは背中側が痛い。この感覚は石だということを思いだしました。こういうの2,3度やっているので、おそらく間違いない。だとすれば希望はある。おおよそ9時間苦しみ抜いた朝6時、急に痛みがなくなりました。膀胱に石が落ちた感じ。痛みの余波はあるけど、予約していた8時前の新幹線には間に合いそう。よかった。

 掛川までこだま。痛みの残り香で食欲はまだ回復せず。サンドウィッチ1つくらいしか入りませんでした。残りは後で食べることに。掛川からは普通電車。割とすぐの乗り継ぎで駅を味わう時間もなかったです。大井川鐵道の始発の金谷駅までは3駅ですが、なかなかの駅間でした。

◼️金谷駅


 ここでSLの始発駅の新金谷駅までいく列車をまちます。50分位だったかな。予約したきっぷも余裕持って受け取れました。あまりに時間があるので、売店をくまなくみて、いろいろなものを買ってしまいました。写真のキップを入れるストラップもその1つ。これは重宝しました。





 SLの中で食べようと思っていた「SLふるさと弁当」もここで確保します。なお、金谷駅と新金谷駅は1駅なのでそれほど離れてません。早々に移動して新金谷駅を堪能したければ、タクシーで移動しても大して料金はかからないと思います。

▷金谷駅 売店

◼️南海電車






 乗るべき電車が来る頃にはそこそこのお客さんが。そして南海電車が入線してきます。わくわく感が高まり、腹痛もかなり遠のいてきました。








 車内などパチパチ写真を撮っている内に出発します。この列車は1区間のみ。新金谷駅ではタブレットのようなものを手渡ししてました。


◼️新金谷駅





 新金谷駅では、自分の乗る「かわね路」の前のSLが入線してました。牽引車はC10です。大井川鉄道といえばタンク機関車ですね。いい感じ。ただ、客車がトーマス用に塗られた物でちょっと幻滅。









 あとね、大井川鉄道だけでなく、全国のSLでもよくみられることですが、補機で電気機関車とかディーゼル機関車がついていることが多いですね。この編成には、西武の電機が補機についてました。どっちが補機かわからないですよね。SL張りぼてででも成立しちゃう編成。客車6-7両連結しているのでC10単機ではかなりハードだと思えるので仕方がないと思われますが、いつもなんだかなと思う次第です。






 C10の臨時列車が出発すると側線に展望車が。これは電車改造の展望車らしいのですが、みた感じ、雰囲気出てていいですね。いつかのってみたい感じ。

◼️ロコプラザ

 新金屋駅前のロコプラザはちょっとおさえておきたいのでよりました。駅弁も豊富にあります。というか、ここで駅弁買うのがデフォルトです。

 静態保存の車輌やSLにまつわる模型やオモチャなどの展示が目をひきます。以下、保存車輌のいくつか。








 また、いろいろなグッズも売ってます。金谷駅でもいくつかおさえましたが、旅行では財布のヒモがつい緩み、さらにいくつかグッズをおさえてしまいました。


 ピンボケですみません。ここにあるもの、自分的には懐かしいものだらけ。下段奥左端から4番目の細いSLと客車のオモチャ。大のお気に入りだったもの。さらにここには999もいますし、形状がSLに近いからでしょう。444もいます。これら、スタートレインシリーズは小4くらいのクリスマスプレゼントでもらった大切なものでした。



トロッコ列車



◼️奥大井湖上駅


 1日目は終点の井川駅までいくと寸又峡温泉に行けなくなる可能性大なのと奥大井湖上駅で秘境駅感を味わいたかったので、ここで下車。ちなみにこの写真は2日目のバスからとった写真です。これ、うまくとれていると自画自賛です。



 さて、お決まりの駅名標。秘境駅感を味わいたい人が多数いて、ここで下車した人は30人くらいいました。こんなに人がいたらもはや秘境駅ではないですね(笑)。




 もっと人がいる写真もあるのですが、顔が写っていて具合が悪いので、この1枚。エメラルドグリーンの水面がやはりきれいです。ここは、とにかくエメラルドグリーンに囲まれていて、人が多くても癒やされます。


 

 そして、両側に拡がる橋です。風が強いので、帽子は要注意。千頭側は橋の上までホームが拡がっています。鉄の板1枚で下は水面までの空間が拡がっている。そんなこと考えるとすごく怖いです。



井川方面は橋として歩けますが、これも怖い怖い。iPhone落としてしまいそうで、写真撮るのもビクビクです。これじゃあ、吊り橋とか渡るのは無理そうとおもいました。

 滞在時間は50分程度。朝ご飯の残りのサンドウィッチを頬張りながら、エメラルドグリーンと対岸に拡がる廃線跡を楽しみました。人寂しさは味わえなかったですが、なかなかのいやしになりました。
 
 そういえば、鉄道の職員らしい人が常駐し、ゴミの管理をしていました。無人駅と思いきや、この日は有人駅です(笑)。

 なお、廃線後の写真はここに上げたものにも微妙に写っているのですが、2日目の記事の方にまとめてアップしておきます。

◼️寸又峡温泉


 奥大井湖上駅から奥泉駅へ戻ってバスで本日の宿のある寸又峡に移動です。おなじ動きをするお客さんも多く、バス乗り場には30人くらいの列が。私は割と前の方に陣取ってましたが、寸又峡温泉行きのバスは千頭始発なので、みんな乗れるのかちょっと心配。結局、ほぼ丁度席が埋まるくらいの感じで乗れました。需要予測完璧ですね。

 バスは、結構な細道をくねくねと移動していきます。登り切ったあたりではアプトいちしろ駅がみえました。そこから今度は山を反対側に下っていきます。対向車がくると待避する感じの細い道です。

 道が開けてきたかと思うと寸又峡温泉に入りました。バス停は2箇所。手前のバス停の近くには昔走っていた森林鉄道の車両が静態保存されていました。私の泊まる宿の近くのバス停はここではなく終点の方。ここなら降りて写真を撮ったんですですけどね。

 終点のバス停は、終点らしく風情があります。少しくらくなってきたので写真は撮りませんでしたが、お土産屋さんが併設されていたり、バスが複数台駐められるくらいのスペースがあったりと。そこから歩いてすぐのところに今日の宿がありました。

 ▶湯屋 飛龍の宿

湯屋 飛龍の宿




 この日の宿は寸又峡の宿「湯屋 飛龍の宿」。ネット予約できる中では1人旅にも対応していたこのあたりでは数少ない宿です。手前の新しい建物を写していることが多いのですが、お部屋は右側の建物でした。こちらは見た目、なかなかの年代物です(笑)。


 驚いたのは、宿の入口で名前を呼ばれたこと。そこそこお客さんがいるのにチェックイン前に名前を把握しているというのはなかなかすごい。

◼️お部屋



外観は古い建物でしたが、お部屋は古いながらもきれいにされてます。そして広い。ゆっくりくつろげますね。





この椅子、すごく座り心地がよかったです。どっかで見たことある。IKEAのかなあ?なお、部屋にお風呂もついてますが、これは温泉ではないです。トイレはウォシュレットなし。

◼️温泉


温泉は内風呂と露天があります。内風呂はやや熱め。露天はほどよくぬるく長湯が出来ます。泉質はとろっとしていてなかなかいい。なお、夜と朝で男女交代になります。露天が野趣あふれる感じのものときれいに整備されたものと両方味わえてよかったです。好みは野趣あふれる感じの方かな。


◼️食事


食事は食べログに夕食と朝食別にアップしています。リンクからどうぞ。

▷湯屋 飛龍の宿(食べログ)


◼️その他


 食事の時間に眺めると1人旅の人も私含めて3人くらい。後は家族や大学生の団体も。なかなか賑わっている宿という印象です。楽天トラベルでも予約できますが、るるぶの方がおさえている部屋数が多いのか、予約しやすかったです。

▷湯屋 飛龍の宿

C56 かわね路




 私が乗る「かわね路」号の牽引機はC56でした。C62の次に好きな機関車。ポニーです。入線するまで、構内で整備、準備しているところも結構堪能できました。ちなみにこの季節はさくらのヘッドマークがつくようです。



 入線後のワンシーン。この一生懸命な感じがすごくいいのですよね。客車は7両。私が乗ったのは33系客車でした。客車も本当に当時のまま。



 木造のこの車内、いいですね。薄暗い車内もいい味出してます。かなりのお客さんでしたが、配置は余裕あり。私は1ボックス独占でした。



 SLの中でこのお弁当食べるのが夢でもありました。窓はあけ放題。石炭の香を鼻腔に感じながらおにぎりを食べる幸せ。ある意味、アロマセラピーです。

 大井川鉄道といえば、私にとっては「裸の大将放浪記」のロケ地。当時、芦屋雁之助扮する山下清が線路を歩いていると後ろからC11が迫ってくるというのが定番のシーンでした。そして、山下清といえばおにぎりです。このお弁当を食べているとそんな思い出がよぎります。

 なお、この弁当、大好物の鮎?山女魚の甘露煮が入っています。それもなんとも旅情を誘います。

 車窓は大井川とさくらが拡がります。すごくいい景色でした。車掌に扮したおじいちゃんがハーモニカを演奏してくれたり、車内限定品の販売があったりとイベントもあるのであっという間の1時間30分でした。


◼️ SLギャラリー


 この旅行でとったSLの写真です。コメントしだすときりがないのでやめますが、いずれも味わい深いものです。








◼️ 旧型客車ギャラリー



 この時とった旧型客車に関わる写真です。コメントしだすときりがないのでやめますが、いずれも味わい深いものです。










トロッコ列車




かわね路号の千頭到着後、割といい接続でトロッコ列車に乗ることが出来ます。ツアー客などもいてかなりのお客さん。進行方向右が4人掛け、左が2人掛けだったので、左に陣取りましたが、これはミスでした。車窓はほぼ右側に大井川。左側は斜面です。景観は断然右側です。


例えば、これが右側の車窓。そして、左側の典型的な車窓が次の写真。


水面がエメラルドグリーンなのが素晴らしくきれいな風景が右側に拡がりますので、乗る際には右側を陣取りましょう。なお、編成によっては展望車のような客車が接続されていることも。冬は寒いでしょうけど、それ以外なら是非乗ってみたいところ。二日目にのった編成につながってましたが、途中駅から乗ったので、既に陣取られてました(笑)。

さて、機関車は全て千頭側。これは勾配を上る路線は安全性の面から大抵そうなってますね。なので、先頭の客車は制御車になっていて、運転席がついてます。こんな感じ。



この路線の見所の1つ。アプト区間。そこで連結される電気機関車。かなり大きいです。こんなに大きさが違います。


ここは「アプトいちしろ駅」です。連結シーンがおがめます。かなりの人が写真を撮りに来てました。線路反対側の川もきれいですよ。


このアプト区間。かなりの急勾配です。乗っているときも実感できますが、帰りにのったバスからみて、勾配具合がしっかり実感できました。


まるで銀河鉄道999のカタパルトレールのような風情です。この区間は1区間のみ。登った先の駅でも切り離し作業があります。

さて、1日目は「奥大井湖上駅」で途中下車し、寸又峡温泉行きのバスに乗るため、「奥泉駅」に戻りました。「奥大井湖上駅」については別記事します。

また、2日目は「奥泉駅」から約1年ぶりに開通した終点の「井川駅」をめざしました。このあたりも別記事にします。

エメラルドグリーンの水面。ガタガタとゆっくり上っていく風情。旅情ありますので、1度は是非ご乗車ください。この線は森林鉄道ではありませんが、森林鉄道を描いた昔好きだった絵本、「さだおばさん」を思いだしました。




2019年3月25日月曜日

チョロQ:トビー


再び、トビーネタです。これはチョロQです。まだ普通に売ってます。ちょっと長さが短くてずんぐりむっくりしていますが、愛嬌ある感じです。トビーよりもかわいい運転手さんがのってますね。

2019年3月23日土曜日

怪物と革命はパリの花


ミュージカル好きなので割とよく観劇します。個々のミュージカルの感想などはウォッチログの方に上げているのですが、ここでは俯瞰的に持ったことを。

昨日は「ノートルダムの鐘」をみてきました。私はディズニーより一世代前(?)のウェーバー世代なので、ディズニー作品は半ばお勉強で観にいく感じなのですが、この作品はまたみたいと思われるものでした。これ以上の感想はウォッチログに。

で、ふと思ったのですが、パリが舞台のミュージカル作品、多いですよね。「ノートルダムの鐘」もそうですが、「オペラ座の怪人」も。一番びいきの「レ・ミゼラブル」もそう。「1789~バスティーユの恋人たち~」「マリー・アントワネット」も。そんなこんなで表題のごとく「怪物と革命はパリの花」です。


2019年3月20日水曜日

トミカ:トビー


先日、トビーのあつかいが何ともかわいそうという記事をあげましたが、その後、ご縁があって、トミカのトビーがやって来ました。これ、絶版ものです。屋根のいくつかの箇所の塗装がはげてますが、ウェザリング(リアルさ追求のための汚し)とご理解ください(笑)。

今回のアップルの戦略は上手いかも。


3/25のAppleのショータイムアナウンスに先立って、一昨日はiPad miniとiPad Airが、昨日はiMac、それぞれ新機種がこそーっと発表されました。

一昨日はiPad miniが心を掴み、葛藤の末、初代Apple Pencilをオークションで処分したことを後悔し、持ってるiPad mini4でしばらくいくことを言い聞かせました。

昨日はおそらくこうなることはわかっていたのにやまれぬ事情で1.5年以上前に発売されたiMacを買い換えたことを思いだし、やっぱりねーと悔しい思いをしつつ、皮が変わらないのと、現行機種の処理速度に不満もないため、なんとか物欲を抑えることが出来ました。

これまでのAppleは発表会の後にこういうアップデートかけてくることが多かったので、新製品の全布陣を勘案して購入非購入を検討できたのですが、今回のように発表会の前にやられると都度物欲スイッチを刺激されるのでなかなかにくい演出です。さらに、このようにされると3/25のAppleのショータイムは何が出るのかと期待が高まります。

2度あることは3度ある。そう思うと今日の夜も何かあるかもしれません。うわさでは新iPod touchが出るかもとも。もし出たら、物欲セーブできるかなあ。

◼️ 種明かし後


答えは第二世代AirPodsでした。変化球でした。無線充電ケースのみも発売されたので、こちらをポチりました。と、ここで都合のいいイメージが... ひょっとしてこれで打ち止めでなく、3/25まで毎日何かがちょっとずつ発売されるのでは!? 

ちょっと手狭になってきたかも


家が手狭になってきた感じ。5年も住んだし、そろそろ引っ越し考えてもと思っています。

そんなことを思っている時に、しりあいの家におよばれされると、俄然スイッチが入ってしまう。昨日はネットで物件検索。一目惚れ物件があって、そういうのがあるとなんか自動的に気持ちが動き出してしまいました。

さっき、不動産屋にまで行ってきました。不動産屋までいって色々話をきくと少し落ち着きを取り戻し、まあ、ゆっくりでいいやというところまで立ち返れましたが、4月くらいに再加熱する予定。新元号にあわせて引っ越しするプロジェクトは動き出しそうです。

2019年3月17日日曜日

混乱と遅れが生じたぞ!


ぼーっと過ごした福岡生活から戻ってきて、そろそろスイッチ入れないとと思ったら、お腹がすごく痛い。病院に行ったら、感染性大腸炎だった... 悪いものを食べた記憶は... ない事もないが... お腹が痛いと何もできません。痛いから寝てしまうというのだけでなく、やる気が起きないのです。何もしない生活がこれで2週間続き、まさにトップハム・ハット卿に「混乱と遅れが生じたぞ!(You have caused confusion and delay.)」と怒られそうな状態です。




まだ、間欠的に痛みが来るのですが、抗生剤などのおかげで、少しずつ痛みも弱まり、少しやる気も賦活してきたので、トーマスのごとく取り戻すべく頑張らなくては。

折角だからトーマスネタを2題。

脇を固める渋い役が大好きなので、トーマスの仲間の中ではトビーが大のお気に入り。これは子どもの頃から。福岡で久々にトイラザスに行ってみたので、トビーのオモチャでもないかと物色したのですが、全くない。エンディングテーマで出てくるキャラクターのうち、トビーだけがない。なんという扱いなのだろう。そもそもエンディングテーマでもトビーだけ、声がかぶって聴き取りにくいし。造形的には「しかくい仲間〜」なんだからいちばん作りやすいのになあ。負けるなトビー。

トーマスの歌の中では「じこはおこるさ」が大好き。歌詞も意味深ですが、映像がシュールすぎ。ドリフのごとく誇大表現気味の事故シーンが飽食気味に展開します。思えば病気も事故みたいなもの。「事故がほら起きるよ 突然さ運がない時はしょうがない なんとかしよう 事故がもし起きたら落ち込まないでうまくやれるようにがんばろうよ 事故はおきるものさ」そうだねー。失われた時間に落ち込むよりうまくやれるようにがんばろう。「役に立つ機関車(You're a really useful engine!!)」をめざして。


 

YouTubeの動画をリンクしておきます。未見の方は是非。CG版もあるのですが、ちょいおとなしい。やはり模型版が秀逸。こちらは日本語の歌詞も確認出来ます。その奥深い意味も味わってください。