東京出張が入ったので、その途中に大井川鉄道にのる目的の1泊2日旅行に行くことに。
◼️あわや全日程キャンセル?
前日の夜から腹痛がひどい。なかなかの痛さ。このままいったら旅行だけでなく出張もキャンセルかという感じ。ただ、痛みをよく感じてみると、お腹というよりは背中側が痛い。この感覚は石だということを思いだしました。こういうの2,3度やっているので、おそらく間違いない。だとすれば希望はある。おおよそ9時間苦しみ抜いた朝6時、急に痛みがなくなりました。膀胱に石が落ちた感じ。痛みの余波はあるけど、予約していた8時前の新幹線には間に合いそう。よかった。
掛川までこだま。痛みの残り香で食欲はまだ回復せず。サンドウィッチ1つくらいしか入りませんでした。残りは後で食べることに。掛川からは普通電車。割とすぐの乗り継ぎで駅を味わう時間もなかったです。大井川鐵道の始発の金谷駅までは3駅ですが、なかなかの駅間でした。
◼️金谷駅
ここでSLの始発駅の新金谷駅までいく列車をまちます。50分位だったかな。予約したきっぷも余裕持って受け取れました。あまりに時間があるので、売店をくまなくみて、いろいろなものを買ってしまいました。写真のキップを入れるストラップもその1つ。これは重宝しました。
SLの中で食べようと思っていた「SLふるさと弁当」もここで確保します。なお、金谷駅と新金谷駅は1駅なのでそれほど離れてません。早々に移動して新金谷駅を堪能したければ、タクシーで移動しても大して料金はかからないと思います。
◼️南海電車
乗るべき電車が来る頃にはそこそこのお客さんが。そして南海電車が入線してきます。わくわく感が高まり、腹痛もかなり遠のいてきました。
車内などパチパチ写真を撮っている内に出発します。この列車は1区間のみ。新金谷駅ではタブレットのようなものを手渡ししてました。
◼️新金谷駅
新金谷駅では、自分の乗る「かわね路」の前のSLが入線してました。牽引車はC10です。大井川鉄道といえばタンク機関車ですね。いい感じ。ただ、客車がトーマス用に塗られた物でちょっと幻滅。
あとね、大井川鉄道だけでなく、全国のSLでもよくみられることですが、補機で電気機関車とかディーゼル機関車がついていることが多いですね。この編成には、西武の電機が補機についてました。どっちが補機かわからないですよね。SL張りぼてででも成立しちゃう編成。客車6-7両連結しているのでC10単機ではかなりハードだと思えるので仕方がないと思われますが、いつもなんだかなと思う次第です。
C10の臨時列車が出発すると側線に展望車が。これは電車改造の展望車らしいのですが、みた感じ、雰囲気出てていいですね。いつかのってみたい感じ。
◼️ロコプラザ
新金屋駅前のロコプラザはちょっとおさえておきたいのでよりました。駅弁も豊富にあります。というか、ここで駅弁買うのがデフォルトです。
静態保存の車輌やSLにまつわる模型やオモチャなどの展示が目をひきます。以下、保存車輌のいくつか。
また、いろいろなグッズも売ってます。金谷駅でもいくつかおさえましたが、旅行では財布のヒモがつい緩み、さらにいくつかグッズをおさえてしまいました。
ピンボケですみません。ここにあるもの、自分的には懐かしいものだらけ。下段奥左端から4番目の細いSLと客車のオモチャ。大のお気に入りだったもの。さらにここには999もいますし、形状がSLに近いからでしょう。444もいます。これら、スタートレインシリーズは小4くらいのクリスマスプレゼントでもらった大切なものでした。
◼️奥大井湖上駅
1日目は終点の井川駅までいくと寸又峡温泉に行けなくなる可能性大なのと奥大井湖上駅で秘境駅感を味わいたかったので、ここで下車。ちなみにこの写真は2日目のバスからとった写真です。これ、うまくとれていると自画自賛です。
さて、お決まりの駅名標。秘境駅感を味わいたい人が多数いて、ここで下車した人は30人くらいいました。こんなに人がいたらもはや秘境駅ではないですね(笑)。
もっと人がいる写真もあるのですが、顔が写っていて具合が悪いので、この1枚。エメラルドグリーンの水面がやはりきれいです。ここは、とにかくエメラルドグリーンに囲まれていて、人が多くても癒やされます。
そして、両側に拡がる橋です。風が強いので、帽子は要注意。千頭側は橋の上までホームが拡がっています。鉄の板1枚で下は水面までの空間が拡がっている。そんなこと考えるとすごく怖いです。
井川方面は橋として歩けますが、これも怖い怖い。iPhone落としてしまいそうで、写真撮るのもビクビクです。これじゃあ、吊り橋とか渡るのは無理そうとおもいました。
滞在時間は50分程度。朝ご飯の残りのサンドウィッチを頬張りながら、エメラルドグリーンと対岸に拡がる廃線跡を楽しみました。人寂しさは味わえなかったですが、なかなかのいやしになりました。
そういえば、鉄道の職員らしい人が常駐し、ゴミの管理をしていました。無人駅と思いきや、この日は有人駅です(笑)。
なお、廃線後の写真はここに上げたものにも微妙に写っているのですが、2日目の記事の方にまとめてアップしておきます。
◼️寸又峡温泉
奥大井湖上駅から奥泉駅へ戻ってバスで本日の宿のある寸又峡に移動です。おなじ動きをするお客さんも多く、バス乗り場には30人くらいの列が。私は割と前の方に陣取ってましたが、寸又峡温泉行きのバスは千頭始発なので、みんな乗れるのかちょっと心配。結局、ほぼ丁度席が埋まるくらいの感じで乗れました。需要予測完璧ですね。
バスは、結構な細道をくねくねと移動していきます。登り切ったあたりではアプトいちしろ駅がみえました。そこから今度は山を反対側に下っていきます。対向車がくると待避する感じの細い道です。
道が開けてきたかと思うと寸又峡温泉に入りました。バス停は2箇所。手前のバス停の近くには昔走っていた森林鉄道の車両が静態保存されていました。私の泊まる宿の近くのバス停はここではなく終点の方。ここなら降りて写真を撮ったんですですけどね。
終点のバス停は、終点らしく風情があります。少しくらくなってきたので写真は撮りませんでしたが、お土産屋さんが併設されていたり、バスが複数台駐められるくらいのスペースがあったりと。そこから歩いてすぐのところに今日の宿がありました。