2019年3月29日金曜日

大井川旅行:2日目



◼️バスが来るまでに

 寸又峡で有名な吊り橋に行く可能性もあったのですが、奥大井湖上駅の鉄橋ですらびびるくらいですから、そちらは断念。当初の目的通り、アプトラインの乗り潰しとします。



 旅館をチェックアウトしてバスを待つのですが、まだちょっと時間がある。コーヒーでも飲みたいなあと思っていたら、バス停近くのお店の人に声をかけられます。見れば汁粉があるようで。コーヒーが汁粉に化けましたが、暖かいものでほっと一息してバスに乗り込みました。

▷手作りの店 さとう@食べログ

◼️奥泉駅


 昨日と同じ、奥泉駅でバスを下車。ここはアプトラインの主要駅のようで、駅員さんも常駐しています。この駅にアプローチするところに雑貨屋さんがあります。昨日は空いていたのですが、今日は少し早いからかしまっていましたが、この風情がなんか「さだおばさん」を思いだすいい感じ。


 昨日は魚臭さも感じたので、おそらく魚も売ってるのでしょう。このあたりの集落には必要不可欠なお店なのかなと思ったり。


 駅舎の中もなかなか賑やか。グッズも売っていたりしていい感じ。しばし待つと目的の列車がやって来ました。今日は終点井川をめざします。

◼️アプトライン乗り潰し

 奥大井湖上駅以北は今日がはじめて。かなりの時間乗車しますが、全く飽きません。

◼️旧線

 昨日、奥大井湖上駅まで行った時に気になった井川線旧線の写真をいくつかアップします。


 

 おそらくこのあたりから分岐したのだろうと思われるところ。この先、崖崩れになっていたように思います。



 きれいにトンネルと線路がみえますね。水が増えればみえなくなるところ。




 奥大井湖上駅に向かう鉄橋から見える光景です。ここも水が少なかったからみえたのかと思います。


 奥大井湖上駅から見える光景です。旧線や廃線の持つなんともいえないもの悲しい感じが好きです。出来たら近くまでいって歩いてみたいところ。


◼️尾盛駅


 この駅、テレビで見た気がします。たぬきがいてほのぼのする感じがしますが、駅にアプローチする道のない駅だとか。


◼️井川ダム



 いよいよ終点近く。井川ダムがきれいにみえるところが。割と上手くとれました。これ以外にも非常に高い鉄橋を渡ったりと見所は一杯でした。


◼️井川駅


 この記事冒頭の写真も井川駅ですが、駅舎はこんな感じ。トンネル出てきゅっとまがったところに終点があります。さらに構内には



 分岐してさらにトンネルへと続く線路がありますが、これは廃止されている様子。廃止されてるなら歩いて見たくなります。

 折り返しの便まで30分程度あります。駅はちょっとした高台にあり、階段を降りるとちょっとしたものを売ってるお店がありました。こういうところでたべるお団子はおいしいですね。


 ▷食事処 やまびこ@食べログ


◼️バスでのショートカット

 井川駅から千頭駅に戻る際、その先の乗り継ぎの関係から、閉蔵駅で下車し、バスに乗りました。トロッコ列車だと1時間30分くらいの行程を、バスだと30分位になります。ショートカットできるのは助かります。



 閉蔵駅はこんな感じ。車掌さんが降りてきて、バス停まで様子を見に来てくれます。私も含めて4人くらいのお客さんがバス利用のためにここで下車してバス停に向かいました。


 バスの本数もさほど多くはありませんが、ショートカット用に列車と連動したダイヤのようなので活用しやすいと思います。バスに乗れば、トロッコ列車とは違う角度から路線の様子を観察できます。先述のアプト区間もバスに乗ればこその写真です。


◼️千頭でランチ断念

 千頭でランチにと考えていたそば屋が、もうそばがなくなり終了と。残念。戦略変更して、静岡駅で駅弁食べることに。なので、ここでは軽くソフトクリーム。

▷川根物産株式会社@食べログ


 大井川鐵道SL資料館に入ってみるとロコプラザよりも渋めの資料がたくさん。その象徴がまさにこれ。



 ちょっと前に探し求めていたHOゲージのトビーです。お供はヘンリエッタではありません(笑)。しかし、こんなところで遭遇するとは。


◼️再び南海電車




 千頭から金谷まで帰りの列車も南海電車でした。出来れば近鉄特急に乗りたかったなあ。この列車も席は全部埋まるほどの乗車率でした。

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2019年3月28日木曜日

大井川旅行:1日目



 東京出張が入ったので、その途中に大井川鉄道にのる目的の1泊2日旅行に行くことに。

◼️あわや全日程キャンセル?


 前日の夜から腹痛がひどい。なかなかの痛さ。このままいったら旅行だけでなく出張もキャンセルかという感じ。ただ、痛みをよく感じてみると、お腹というよりは背中側が痛い。この感覚は石だということを思いだしました。こういうの2,3度やっているので、おそらく間違いない。だとすれば希望はある。おおよそ9時間苦しみ抜いた朝6時、急に痛みがなくなりました。膀胱に石が落ちた感じ。痛みの余波はあるけど、予約していた8時前の新幹線には間に合いそう。よかった。

 掛川までこだま。痛みの残り香で食欲はまだ回復せず。サンドウィッチ1つくらいしか入りませんでした。残りは後で食べることに。掛川からは普通電車。割とすぐの乗り継ぎで駅を味わう時間もなかったです。大井川鐵道の始発の金谷駅までは3駅ですが、なかなかの駅間でした。

◼️金谷駅


 ここでSLの始発駅の新金谷駅までいく列車をまちます。50分位だったかな。予約したきっぷも余裕持って受け取れました。あまりに時間があるので、売店をくまなくみて、いろいろなものを買ってしまいました。写真のキップを入れるストラップもその1つ。これは重宝しました。





 SLの中で食べようと思っていた「SLふるさと弁当」もここで確保します。なお、金谷駅と新金谷駅は1駅なのでそれほど離れてません。早々に移動して新金谷駅を堪能したければ、タクシーで移動しても大して料金はかからないと思います。

▷金谷駅 売店

◼️南海電車






 乗るべき電車が来る頃にはそこそこのお客さんが。そして南海電車が入線してきます。わくわく感が高まり、腹痛もかなり遠のいてきました。








 車内などパチパチ写真を撮っている内に出発します。この列車は1区間のみ。新金谷駅ではタブレットのようなものを手渡ししてました。


◼️新金谷駅





 新金谷駅では、自分の乗る「かわね路」の前のSLが入線してました。牽引車はC10です。大井川鉄道といえばタンク機関車ですね。いい感じ。ただ、客車がトーマス用に塗られた物でちょっと幻滅。









 あとね、大井川鉄道だけでなく、全国のSLでもよくみられることですが、補機で電気機関車とかディーゼル機関車がついていることが多いですね。この編成には、西武の電機が補機についてました。どっちが補機かわからないですよね。SL張りぼてででも成立しちゃう編成。客車6-7両連結しているのでC10単機ではかなりハードだと思えるので仕方がないと思われますが、いつもなんだかなと思う次第です。






 C10の臨時列車が出発すると側線に展望車が。これは電車改造の展望車らしいのですが、みた感じ、雰囲気出てていいですね。いつかのってみたい感じ。

◼️ロコプラザ

 新金屋駅前のロコプラザはちょっとおさえておきたいのでよりました。駅弁も豊富にあります。というか、ここで駅弁買うのがデフォルトです。

 静態保存の車輌やSLにまつわる模型やオモチャなどの展示が目をひきます。以下、保存車輌のいくつか。








 また、いろいろなグッズも売ってます。金谷駅でもいくつかおさえましたが、旅行では財布のヒモがつい緩み、さらにいくつかグッズをおさえてしまいました。


 ピンボケですみません。ここにあるもの、自分的には懐かしいものだらけ。下段奥左端から4番目の細いSLと客車のオモチャ。大のお気に入りだったもの。さらにここには999もいますし、形状がSLに近いからでしょう。444もいます。これら、スタートレインシリーズは小4くらいのクリスマスプレゼントでもらった大切なものでした。



トロッコ列車



◼️奥大井湖上駅


 1日目は終点の井川駅までいくと寸又峡温泉に行けなくなる可能性大なのと奥大井湖上駅で秘境駅感を味わいたかったので、ここで下車。ちなみにこの写真は2日目のバスからとった写真です。これ、うまくとれていると自画自賛です。



 さて、お決まりの駅名標。秘境駅感を味わいたい人が多数いて、ここで下車した人は30人くらいいました。こんなに人がいたらもはや秘境駅ではないですね(笑)。




 もっと人がいる写真もあるのですが、顔が写っていて具合が悪いので、この1枚。エメラルドグリーンの水面がやはりきれいです。ここは、とにかくエメラルドグリーンに囲まれていて、人が多くても癒やされます。


 

 そして、両側に拡がる橋です。風が強いので、帽子は要注意。千頭側は橋の上までホームが拡がっています。鉄の板1枚で下は水面までの空間が拡がっている。そんなこと考えるとすごく怖いです。



井川方面は橋として歩けますが、これも怖い怖い。iPhone落としてしまいそうで、写真撮るのもビクビクです。これじゃあ、吊り橋とか渡るのは無理そうとおもいました。

 滞在時間は50分程度。朝ご飯の残りのサンドウィッチを頬張りながら、エメラルドグリーンと対岸に拡がる廃線跡を楽しみました。人寂しさは味わえなかったですが、なかなかのいやしになりました。
 
 そういえば、鉄道の職員らしい人が常駐し、ゴミの管理をしていました。無人駅と思いきや、この日は有人駅です(笑)。

 なお、廃線後の写真はここに上げたものにも微妙に写っているのですが、2日目の記事の方にまとめてアップしておきます。

◼️寸又峡温泉


 奥大井湖上駅から奥泉駅へ戻ってバスで本日の宿のある寸又峡に移動です。おなじ動きをするお客さんも多く、バス乗り場には30人くらいの列が。私は割と前の方に陣取ってましたが、寸又峡温泉行きのバスは千頭始発なので、みんな乗れるのかちょっと心配。結局、ほぼ丁度席が埋まるくらいの感じで乗れました。需要予測完璧ですね。

 バスは、結構な細道をくねくねと移動していきます。登り切ったあたりではアプトいちしろ駅がみえました。そこから今度は山を反対側に下っていきます。対向車がくると待避する感じの細い道です。

 道が開けてきたかと思うと寸又峡温泉に入りました。バス停は2箇所。手前のバス停の近くには昔走っていた森林鉄道の車両が静態保存されていました。私の泊まる宿の近くのバス停はここではなく終点の方。ここなら降りて写真を撮ったんですですけどね。

 終点のバス停は、終点らしく風情があります。少しくらくなってきたので写真は撮りませんでしたが、お土産屋さんが併設されていたり、バスが複数台駐められるくらいのスペースがあったりと。そこから歩いてすぐのところに今日の宿がありました。

 ▶湯屋 飛龍の宿

湯屋 飛龍の宿




 この日の宿は寸又峡の宿「湯屋 飛龍の宿」。ネット予約できる中では1人旅にも対応していたこのあたりでは数少ない宿です。手前の新しい建物を写していることが多いのですが、お部屋は右側の建物でした。こちらは見た目、なかなかの年代物です(笑)。


 驚いたのは、宿の入口で名前を呼ばれたこと。そこそこお客さんがいるのにチェックイン前に名前を把握しているというのはなかなかすごい。

◼️お部屋



外観は古い建物でしたが、お部屋は古いながらもきれいにされてます。そして広い。ゆっくりくつろげますね。





この椅子、すごく座り心地がよかったです。どっかで見たことある。IKEAのかなあ?なお、部屋にお風呂もついてますが、これは温泉ではないです。トイレはウォシュレットなし。

◼️温泉


温泉は内風呂と露天があります。内風呂はやや熱め。露天はほどよくぬるく長湯が出来ます。泉質はとろっとしていてなかなかいい。なお、夜と朝で男女交代になります。露天が野趣あふれる感じのものときれいに整備されたものと両方味わえてよかったです。好みは野趣あふれる感じの方かな。


◼️食事


食事は食べログに夕食と朝食別にアップしています。リンクからどうぞ。

▷湯屋 飛龍の宿(食べログ)


◼️その他


 食事の時間に眺めると1人旅の人も私含めて3人くらい。後は家族や大学生の団体も。なかなか賑わっている宿という印象です。楽天トラベルでも予約できますが、るるぶの方がおさえている部屋数が多いのか、予約しやすかったです。

▷湯屋 飛龍の宿

C56 かわね路




 私が乗る「かわね路」号の牽引機はC56でした。C62の次に好きな機関車。ポニーです。入線するまで、構内で整備、準備しているところも結構堪能できました。ちなみにこの季節はさくらのヘッドマークがつくようです。



 入線後のワンシーン。この一生懸命な感じがすごくいいのですよね。客車は7両。私が乗ったのは33系客車でした。客車も本当に当時のまま。



 木造のこの車内、いいですね。薄暗い車内もいい味出してます。かなりのお客さんでしたが、配置は余裕あり。私は1ボックス独占でした。



 SLの中でこのお弁当食べるのが夢でもありました。窓はあけ放題。石炭の香を鼻腔に感じながらおにぎりを食べる幸せ。ある意味、アロマセラピーです。

 大井川鉄道といえば、私にとっては「裸の大将放浪記」のロケ地。当時、芦屋雁之助扮する山下清が線路を歩いていると後ろからC11が迫ってくるというのが定番のシーンでした。そして、山下清といえばおにぎりです。このお弁当を食べているとそんな思い出がよぎります。

 なお、この弁当、大好物の鮎?山女魚の甘露煮が入っています。それもなんとも旅情を誘います。

 車窓は大井川とさくらが拡がります。すごくいい景色でした。車掌に扮したおじいちゃんがハーモニカを演奏してくれたり、車内限定品の販売があったりとイベントもあるのであっという間の1時間30分でした。


◼️ SLギャラリー


 この旅行でとったSLの写真です。コメントしだすときりがないのでやめますが、いずれも味わい深いものです。








◼️ 旧型客車ギャラリー



 この時とった旧型客車に関わる写真です。コメントしだすときりがないのでやめますが、いずれも味わい深いものです。










トロッコ列車




かわね路号の千頭到着後、割といい接続でトロッコ列車に乗ることが出来ます。ツアー客などもいてかなりのお客さん。進行方向右が4人掛け、左が2人掛けだったので、左に陣取りましたが、これはミスでした。車窓はほぼ右側に大井川。左側は斜面です。景観は断然右側です。


例えば、これが右側の車窓。そして、左側の典型的な車窓が次の写真。


水面がエメラルドグリーンなのが素晴らしくきれいな風景が右側に拡がりますので、乗る際には右側を陣取りましょう。なお、編成によっては展望車のような客車が接続されていることも。冬は寒いでしょうけど、それ以外なら是非乗ってみたいところ。二日目にのった編成につながってましたが、途中駅から乗ったので、既に陣取られてました(笑)。

さて、機関車は全て千頭側。これは勾配を上る路線は安全性の面から大抵そうなってますね。なので、先頭の客車は制御車になっていて、運転席がついてます。こんな感じ。



この路線の見所の1つ。アプト区間。そこで連結される電気機関車。かなり大きいです。こんなに大きさが違います。


ここは「アプトいちしろ駅」です。連結シーンがおがめます。かなりの人が写真を撮りに来てました。線路反対側の川もきれいですよ。


このアプト区間。かなりの急勾配です。乗っているときも実感できますが、帰りにのったバスからみて、勾配具合がしっかり実感できました。


まるで銀河鉄道999のカタパルトレールのような風情です。この区間は1区間のみ。登った先の駅でも切り離し作業があります。

さて、1日目は「奥大井湖上駅」で途中下車し、寸又峡温泉行きのバスに乗るため、「奥泉駅」に戻りました。「奥大井湖上駅」については別記事します。

また、2日目は「奥泉駅」から約1年ぶりに開通した終点の「井川駅」をめざしました。このあたりも別記事にします。

エメラルドグリーンの水面。ガタガタとゆっくり上っていく風情。旅情ありますので、1度は是非ご乗車ください。この線は森林鉄道ではありませんが、森林鉄道を描いた昔好きだった絵本、「さだおばさん」を思いだしました。




2019年3月25日月曜日

チョロQ:トビー


再び、トビーネタです。これはチョロQです。まだ普通に売ってます。ちょっと長さが短くてずんぐりむっくりしていますが、愛嬌ある感じです。トビーよりもかわいい運転手さんがのってますね。

2019年3月23日土曜日

怪物と革命はパリの花


ミュージカル好きなので割とよく観劇します。個々のミュージカルの感想などはウォッチログの方に上げているのですが、ここでは俯瞰的に持ったことを。

昨日は「ノートルダムの鐘」をみてきました。私はディズニーより一世代前(?)のウェーバー世代なので、ディズニー作品は半ばお勉強で観にいく感じなのですが、この作品はまたみたいと思われるものでした。これ以上の感想はウォッチログに。

で、ふと思ったのですが、パリが舞台のミュージカル作品、多いですよね。「ノートルダムの鐘」もそうですが、「オペラ座の怪人」も。一番びいきの「レ・ミゼラブル」もそう。「1789~バスティーユの恋人たち~」「マリー・アントワネット」も。そんなこんなで表題のごとく「怪物と革命はパリの花」です。


2019年3月20日水曜日

トミカ:トビー


先日、トビーのあつかいが何ともかわいそうという記事をあげましたが、その後、ご縁があって、トミカのトビーがやって来ました。これ、絶版ものです。屋根のいくつかの箇所の塗装がはげてますが、ウェザリング(リアルさ追求のための汚し)とご理解ください(笑)。