試運転をしていたときには特に問題なかったのですが、レイアウト製作が進むにつれ、脱線が頻発するようになりました。特に当鉄道管理局の主力である蒸気機関車、特にC62形式の前従輪の脱線が頻発。脱線せずにエンドレス1周もできない状態になりました。電車や気動車もものによっては脱線します。
脱線頻発箇所はおおよそ特定できます。曲線で勾配部分。おそらくは勾配が微妙にカクカクしているのではと推測しますが、そこを調整はこの時点では難しそう。脱線防止策をネットで検索。
- ほんものの鉄道のように脱線防止ガードレールを設置
- 踏板型方向指示LED(TOMIX)の設置
- 踏板をプラ板等で作成設置
1はプラ角棒とかL棒あたりで設置すればいいようです。これはみえる部分で曲線部に適用できそう。実際、そのような箇所もあるので試しに設置してみましたが、脱線の改善はみられず。ガードは定石通り曲線の外側レールにそって設置しましたが、内側レール側にもあわせて設置すればひょっとしたら改善するかもしれません。
2は1がだめだった箇所に試してみました。これは改善が顕著でしたが、脱線箇所をかなりピンポイントでおさえる必要があります。なお、これを使用するのは踏板の制作はかなり精度が求められるので、既製品があればそれにこしたことはないというだけの理由。方向指示LEDなどの機能は必要ないです(笑)。直線部分ならそこそこの精度で自作できますが、曲線となるとなかなか... とはいえ、2つセットで定価1500円で、あまり多用はしたくない方法。
3は2でも述べましたが、曲線部だと私の技術力ではちょっとむずかしい。とはいえ、トンネル内部などみえない部分なら多少ガタガタでも脱線防止の機能さえあれば問題ない。実際、脱線頻発部分の1つはトンネル内部なのでこの方法を試してみました。プラ板の切り出しにかなり往生したり、トンネル内なので脱線箇所の特定がむずかしいので、かなりの範囲に設置したりしないといけなかったのですが、結果的には脱線問題は改善しました。しかし、トンネルの中はまるで併用軌道のような状態になりましたが(^_^)。
しかし、試運転で問題なく、経年で問題が起きてくるというのはどういうことなのでしょうか。本当の鉄道と同じようにレールが寒暖で伸縮するのかな。あと、レールの接続部に微妙だけど変な角度がついて脱線が起きるとすれば、接続部はできるだけしっかりしていた方がいい。その意味ではトミックスよりはカトーのレールの方が安全かもしれません。ユニジョイナーはかなり丈夫そうなので。
それにしてもやはり基礎工事を丁寧にする(水平なところは水平になど)は模型であっての大事な事だと都度都度反省させられるところです。
追記1:カトーのC62はカタログ掲載の最小通過半径は282mmです。当レイアウトの最小通過半径は280mmです。これはトミックスとカトーの曲線レールの規格の問題です。2mmシビアですが、これがまさか脱線問題につながっているということはないかと思うのですが、いかがでしょう?
追記2:満鉄あじあ号、機関車は問題ないのですが、客車が脱線頻発。これはそれそこ最小通過半径の問題と思っていましたが、今回の保線により、脱線しなくなるかも。
追記3:満鉄あじあ号のパシナ機関車は前従輪が1。前従輪が1のC57も特に脱線問題は起きません。C62は前従輪が2。それが関係あるのかとも思うのですが、マイクロエースの999のC62は脱線問題は起きない。このあたりは相性なのかなあ。